into Sunny side

陽向でのんびりするために 思考する場所です

3回目の緊急事態宣言の要請の怪

お見苦しいタイトルですみません。

〜の〜のが続くのは読みにくいのですが、内容がそもそも「怪」なのでご勘弁を。

 

4月25日からついに東京で3度目の緊急事態宣言が出されました。

いろいろな立場の当事者の方がいらっしゃって、それぞれの事情もあるはずなので端的な批判はよろしく無いとは思いますが、あえてそので苦言をいわせていただきますが、2回目の「宣言解除」のときに解除する理由がわかりませんでした。

 

確かに新規感染者の増加は止まったように見えましたが、過去最大よりも下がっただけで水準としては高いままでしたし、飲食店をいじめた以外の「方策」がわからないまま増えたから「宣言」を発して、止まったから「解除」した。

こういう自動的なロジックで良かったのか?という疑問や不満は多々ありますが、キリがないのでこの辺でやめておきます。

 

ただ、これまでのように飲食店などわかりやすいところを「半殺し」にしてズルズル引引きずって、いつになったら盛大に飲み会ができるかわからない状況は、宣言が解除されても「生きた暮らし」にはならんと思っている次第です。

 

要請のなかみ

今回でいうところの「怪奇」は

緊急事態宣言に基づいて各商業施設などに出された要請の内容です。

 

居酒屋に「酒類」の提供をしないように要請するとか、営業時間の短縮を要請するとか、「少しでも営業するほうが良いでしょ?」的に「営業形態の根幹」をないがしろにするような要請が無慈悲にくり出されています。

 

ところが今回は飲食店以外でなかなか無慈悲、というか意味がわからない要請が話題になっています。

 

東京都の公式サイトのの情報では

「無観客」を要請される施設

・劇場・集会場・展示場・ホテル等・ゴルフ練習場・バッティング練習場・テーマパーク・遊園地

 

意味分かんないですよね?

 

集会場って人が集まるための施設ですよね?

基本的に参加者は当事者だから制限なし?それとも主催者がポツンと居ろってこと?

 

無観客の展示会

謎ですよね〜。展示物を並べておくだけ。倉庫ですか?

人が来ないなら照明や空調の費用も無駄です。それより何より、商品であろうが美術品であろうが、保管状態を崩したら劣化するんです。空気にすら触れないほうが安全です。

人を入れなかったら「展示」の意味がないと思うのは間違っているのでしょうか。

 

 

ゴルフの練習場、バッティングセンター

観客って?

わざわざ他人の練習を見るために施設に入る人って想像できません。

たまたま「プロ」とか「すごく上手い人」がいたら、自分の練習そっちのけで集まって見入ってしまうかも知れませんけど。

 

テーマパーク・遊園地

極めつけですよね。

お客がいないで開ける意味がない!遊園地に「休業」でなく「無観客」の要請を出した人、何を考えているのでしょう?おそらくその人とは一生わかり会えないでしょう。

 

謎しかのこらない

4月24日から25日にかけて各種新聞に報道されてます。

都が国い問い合わせたところ

「ゴルフ練習場、バッティング練習場は、利用者の後方に多数の観客がいて密になるケースを回避するための要請で、一般的な利用を妨げるものではない。遊園地やテーマパークへの要請はテレビ撮影など特定の目的で、関係者のみが使うことを想定した。」ということです。

 

???

ですよね。

前にも書いていますけど、「練習場」で密になるほどの「観客」ってどんななんですかね?

遊園地・テーマパークで撮影って、そのために営業をするほどのニーズがあるのですかね?

 

てか、撮影なんてどうせ一般客が少なくないと撮れないんだから、「特例」でよくない?って思います。

 

この際だからって、YouTuberが撮影と称して集まるのは有りなんですかね?

でもそれくらいの人は入ってくれないと「施設」も動かせませんし、何も動いていない遊園地なんてドラマの背景にあったら心配になります。

 

 

 

 

要請をした「担当者」さんの意図がメディアを介して正しく伝わっているのか?それを我々は正しく読み取っているのか?という懸念はありますが、

一般的と思えない事象に具体的な表現があることに「怪」を感じると共に、「もっと頭使うべきところあるんじゃないかな」って思った次第です。

 

ちょっとパワー不足になりましたのでこの辺にしたいと思います。

「本屋さん」と「古本屋さん」のように、小売店でもいろいろ「怪奇」な線引きがあるよなので、「怒りたい人」「エネルギーが有り余っている人」は検索してみると良いかも知れません。

 

おべんとう”ドッキリ”

今週のお題「お弁当」

 

ちょっと(?)昔で高校生の頃の話です。

 

自慢じゃないけど、母親が料理がうまくて、よくおかず交換を誘われるくらいだったので毎日弁当は楽しみでした。

 

・・・こういうところで「自慢じゃないけど」と語る場合はほぼ自慢ですよね。自分で書いてて気恥ずかしいというか、プチ自己嫌悪・・・

 

当時はまだアルミの弁当箱、いわゆる「ドカベン」風なのが主流で、運動部だったボクはそれに目いっぱい詰め込んで持たされていました。

「持たされてた」というと不本意ぽいですが毎日きちんと完食してました。ハイ。

 

ちなみに”めいっぱい”度合いは、一度ご飯に箸が入らず折れてしまったくらいのプレスぶりです。

小柄な母ちゃんが全体重をかけて、てんこ盛りのご飯の蓋をしてていたのが想像できます。

 

 

そんなある日、

その日は部活の朝練もあったので、完食用のおにぎりも食べましたがもううなかぺこぺこで、4時限目終了のチャイムが鳴ると同時くらいに弁当箱を出して

 

蓋を開けたら・・・          ・・・

 

ご飯が無い・・・

 

おかずは入っているので詰め忘れではないです。普通そうですよね。

 

蓋を持ち上げて固まっていたボクのまわりに数人の友人が寄ってきました。

「お?メシ無いじゃん。食べるの速いって(笑)」

 

いやいやいやいや、早弁してないから・・・

 

もう、オチは見えてますよね?

 

そうです。ご飯は蓋に完全に密着して持ち上がっていたのです!

 

 

いつもは、ご飯が蓋に貼りついている分、蓋が開きにくいのですが、この日はパカっと何の抵抗もなく開いたんですよね。

 

そんな拍子抜けだったからこそ、蓋の重さが尋常でないことに気が付かなかったというオチまで付いてしまったという次第です。

 

 

お題とはかみあっていないエピソードですみませんでした。。。

 

 

 

 

補正予算と政府の優先順位--脱コロナは達せられるのか--

1月26日に本年度の補正予算案が衆議院を通過したという報道がありました。

なぜかここには非常事態宣言解除後の経済対策としてGo Toキャンペーンの予算1億6000万円程度が織り込まれていると言います。

一方で緊急事態宣言は2月末まで延長が不可避との見解が出ているとも言われています。

 

やっていることがチグハグに感じるのは気のせいでしょうか?

 

緊急事態宣言にしても、夏ころに宣言が出された時は多くの業種に対し自粛要請がされましたが、今はその時の倍以上の新規感染者がで続けているにも関わらず、飲食店のみ制限をかけている状態です。

街の人出が前回の宣言時よりも減っていないと言われていますが、前回は仕事に行くのにも後ろめたい気持ちがあるくらい外出自粛を要請されていたのに、今回は制限が少ないのですから仕事で出歩く人も少なくないはずです。それを踏まえずにただ「さらなる協力」をお願いしたところで限界はあるでしょう。

 

そういう半端な制限をかけるから、仕事で出た人が宴会どころか普通の食事にも困る状況にもなっています。遅番の人、夜勤の人、遠距離通勤の人、そういう人達はむしろ全業種が自粛の頃の方が諦めがついていたのかも知れません。

 

時短に応じない飲食店に対する罰則もそうです。

自粛、時短要請を基準に考えれば非協力的な行為は反社会的と同義にも取れますが、そういう店の客はその店が無ければ夕食難民になるかも知れない。そういうところまで気を巡らせて欲しいと思いました。

 

オーストラリアでは厳しいロックアウトをしたおかげで、今は街でマスクの着用は義務ではないそうです。

夏場の外出自粛で息苦しい思いもしましたし、いろいろな社会活動を止めてしまうと害がたくさんあるのはわかりますが、そういう状況を長引かせたくないからこそ、厳しい自粛、時短をするべきであり、そのために被害を受ける人々に、足りないかも知れませんがGo Toの予算を使うと宣言でもして欲しかったですね。

 

2月末まで緊急事態宣言を延ばして、3月にすぐに宴会とか旅行とかにはならないと思いますし、そうしていきなり人が多く出歩くのも不安なので、Go Toは来年度からと割り切れないものでしょうかね。

 

個人的に、フワフワな状態だと景気が不安定なままの業界にいるもので、ちょっとの間厳しくても早く健全な状態になって欲しいと願っています。

 

 

phoenix09biz.hatenadiary.jp

 

CVT(無段変速機) 燃費が良くない? エコな走り方とは

最近は多くのクルマにCVT(無段変速機)が搭載されています。

回転数抑制装置という省エネ機能とされていますが、操作の仕方によってはかえって他の変速機よりも燃費が悪くなってしまうという声もあります。

 

低燃費・エコを実現するにはCVTの特性を理解し、効率的な運転をすることが重要です。

ここではCVTの特性を生かした運転の仕方、注意すべきことを紹介します。

 

この記事は

CVTのクルマに乗り換えて

  • エコというわりには燃費が良くない
  • アクセルを踏んでもクルマが動かない
  • アクセルの踏む量とクルマの動きがあっていない

と感じる方に読んでいただきたい内容です。 

 

もくじ

 

 

CVTとは

CVTとは、Continuously Variable Transmissionの略で、連続可変トランスミッション無段変速機といい、歯車以外の機構を用いて変速比を連続的に変化させる動力伝達装置のことです。

 

機構そのものについては別の機会に掘り下げようと思いますが、基本的な構造は2枚の円盤(プーリー)がエンジン側とドライブシャフト側にあって、その間をベルトで結んで動力を伝達するというものです。

 

イメージ的には自転車のような感じで、ギアが2枚合わせのプーリー、チェーンがベルトと考えれば良いと思います。

この前後のプーリーの間隔を変えることで自転車のギアの径を変えるのと同じ働きをし、変速比率を変えます。

 

エンジン側のプーリーの幅が広いとベルトの接触径が小さく、ドライブシャフト側の接触径が大きくなり、起動に必要な大きな力を出すことができる、低速ギアと同じ働きをします。

スピードが速くなると、エンジン側のプーリーの幅が狭くベルトの接触径が大きく、ドライブシャフト側の接触径が小さくなり高速ギアと同じになります。

2枚合わせのプーリーの幅は自由に変更されるので無段変速となるわけです。

 

プーリー幅の制御やベルトの材質によって色々なタイプがありますが、基本的な構造はどれも変わりません。

  

CVTの特徴

CVTはプーリーとベルトによる仕組みとエンジンの電子制御によって、エンジンの回転数を一定に保ったまま速度を調整することができます。自転車でペダルを漕ぐ力が一定のままでも変速ギアで速度が調整できるのと同じです。

そのため、エンジンの効率の良い回転域を使い易く、省燃費につながるトランスミッションとされています。

 

ただし構造的にギアを介さず、ベルトと円盤の摩擦で動力を伝達していますので、ベルトの材質や制御によって程度の違いはありますが、理論上「滑る」ことは避けられません。

 

またCVTは機構上クリープ現象が起きません。

クリープ現象とはAT車でDレンジの時にブレーキから足を離すとクルマが動き出す現象のことで、都市部で渋滞にはまった時や、体をひねって後方を見ながらバックをする時などにはとても助かる現象です。

CVTにはその現象が基本的にはありません。ですが日本の道路事情ではクリープ現象がないと不便なので、今時のCVTは強制的にクリープ現象が起きるようになっているものが多くなっています。

ですが全てのCVTクリープ現象が組み込まれているわけではありませんので注意は必要です。

 

CVT運転のコツ

では実際の運転についてです。

 

前述のようにCVTは噛み合うギアの無いベルトと円盤の摩擦で動力を伝達する構造で、「滑る」ということが多少に関わらず発生します。

滑った分は動力が伝達されませんので、いかに滑らないようするかが効率的・エコ運転のポイントとなります。

 

シーン毎に気をつけるべきポイントがありますのでそれぞれ見ていきましょう。

 

 暖機運転

最近のクルマは基本的に暖機運転は必要ないと言われています。取扱説明書にもオイルが一回りするくらいの時間以上の暖機運転は必要ないと書かれています。

確かにエンジンは高い精度と優れた電子制御のおかげで、エンジン始動後すぐに走らせても問題が起きることはほとんどありません。

 

ですがCVT車は特に寒い時に始動後すぐにアクセルを踏み込んでも車速は上がりません。

車速が上がらないからとアクセルを強く踏み込んでも回転数が上がるだけで車速はすぐには上がりません。これはエンジンの暖気をしても実は解決しないんです。

 

寒い時はエンジンだけでなく駆動系も全て冷えて固まっています。

固まっているということは動きが悪いということで、駆動系が動かないのにエンジンの回転数を上げてもプーリーとベルトの滑りが多くなり、駆動輪に労力が伝達しきれないということです。

エンジンを暖気しても駆動系は動かないので速度が上がらないということです。

 

ならばどうすれば良いか。

答えは単純で駆動系を暖気すれば良いのですが、動かない駆動系を暖めるというのは現実的ではありません。

では現実的にどうするかというと、一定のアクセル踏み量で、勝手に車速が上がるまで我慢して低速で走ることです。

 

これも先に説明がありましたが、CVTはエンジンの回転数が一定でも速度調節ができる機構です。ということはクルマが動くだけの動力を出していれば、駆動系が柔らかくなったら勝手に車速が上がるということです。

 

一例ですが、1500〜2000回転で時速40キロ程度で安定して走るクルマとします。

寒い日に一晩放置して走らせようとすると20キロ程度しか出ません。

アクセルを踏んで4000回転まで上げても唸るだけで車速は変わりません。

なので2000回転で時速20キロで我慢していると・・・

数分走るとそのままの回転数で時速40キロまで車速が上がります。

 

こうなってくれればもう心配ありません。

 

回転数が高くても低くても安定して走り出すまでは車速は上がらないので、どうせ無意味なら回転数を低く抑える方が懸命ですよね。

ここで無理をしても無駄に燃料を消費して騒音を増やして、プーリーもベルトも滑れば少なくても磨耗はしますので、全く良いことはありません。

 

 加速

AT(オートマチックトランスミッション)でもMT(マニュアルトランスミッション)でもギアがありますので、ATはトルクコンバーターで少し滑りますが、基本的にアクセルを踏めば踏んだだけ駆動輪に動力が伝達されます。

 

CVTの場合はギアがないので駆動に必要な分以上の力を出してしまうと滑ってしまいます。

クルマは静止状態から動かす時に大きな力を必要としますので、クルマが動き始めるまでは駆動側は抵抗です。

暖機運転のところで説明しましたが、抵抗が大きいうちに過剰な動力をかけると滑るだけでクルマは前に進みません。

 

なので効率良く走り出すためには滑らない程度にアクセルを踏んで、動き始めたら踏み足していくということが肝心です。

冷えている状態でない限りは、クルマが動きさえすれば後はアクセルの踏み方に応じた駆動力が伝達されます。

 

ただし急加速をしようとしていきなりアクセルを強く踏み込むと、クルマが動いている状態ではあっても過剰な動力が出される状態になるので滑ってしまいます。

 

発進、加速どちらの場合であっても、車速に応じたアクセルの踏み方というのが最も効率良くクルマを動かすコツということになります。

 

 走行中

発進、加速中は無理にアクセルを踏むと効率が落ちてしまいます。

では走行中はどうでしょうか。

 

CVTはエンジンの回転数が一定でも車速調整が可能な機構です。

ということはアクセルを強く踏まなくても車速は上がっていくのか?

ということですが答えは「YES」です。

 

もちろんエンジンの回転数で出せる速度の限界はありますが、スタート時のアクセルの踏み方で一定にしておくと車速は意に反してどんどん上がっていきます。

もちろん回転数が一定では車速は上がるものの上がり方はゆっくりなので、周りの流れに乗るためにはある程度アクセルを踏み込む必要はあります。ただそのまま踏んでいると車速は上がってしまうのでアクセルを緩める必要が出てきます。

 

まあ、アクセルを踏み続けなくてもある程度の速度で走行してくれるので、燃費向上に一役買ってくれてると言えますね。

 

 減速

CVTには機構的にクリープ現象はありません。

ということは逆にエンジンブレーキもほとんど効かないということです。

実際はそんなクルマは危ないので、クリープ現象と同様に制御でエンジンブレーキを効かせるようにされています。

 

ただしここの制御はメーカーさんの考え方で違いますので、自分の乗るクルマがどのように制御されているかは確認しておく必要があります。

ここをはっきり理解していないと、自分のクルマでは普通に減速したのに違う車に乗ったら速度もコントロールができないなどという危ないことになります。

 

どういうことかというと、アクセルを抜いたところでエンジンブレーキがかかるものと、ブレーキを踏んだ時にエンジンブレーキが同時にかかるものがあるということです。

おそらく相当な無茶をしない限りは平地では問題はないともいますが、下り坂では注意が必要です。

アクセルを抜いてエンジンブレーキがかかるクルマはアクセルから足を離して速度を見ながらブレーキを踏むとかすれば良いですが、ブレーキと同時にエンジンブレーキがかかるクルマは下り坂はブレーキを踏みっぱなしになります。

 

長い下り坂でブレーキ踏みっぱなしは、特に暑い夏は危険なので、早めに「S」レンジやマニュアルモードを使って減速をする必要があります。

もっともアクセルを抜いてエンジンブレーキがかかるクルマでも、ギアのある車に比べたら格段にエンジンブレーキの効きは悪いので、早めのシフト操作は必要です。

 

まとめ

 変速ショックのない快適な走行。

エンジン回転数を抑制してエコな走行。

など良いことはありますが、機構や特性を理解しないでAT車MT車から乗り換えると勝手が違ってかえって効率が悪いとか、危ない目にあうとかがありますので気をつけたいものです。

 

この記事は使用する上での一般的なことを書いてきましたので、最新式の制御はもっと良くなっているとか、クルマの性格や重さで反応が違うということはあると思います。

 

CVTも年々(モデル毎?)に進化していますが、正しく使えなかったら宝の持ち腐れになってしまいますので、この記事が楽しく効率的なドライブの助けになればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

さよなら私のクラマー 【読観小評:マンガ】

お気に入りの本・マンガや、映画、アニメなどを語っています。

半端にネタバレすると興醒めするので気をつけているつもりですが、

熱くなるとやらかすかも知れませんのでご容赦ください。

 

今回の作品は

さよなら私のクラマー  新川直司  

 

アニメ化記念です。と言っても「マガポケ」で読んでいるので情報がちょっと古いですが・・

 

また、ネットで検索するといろいろ言われているところがありますが、その辺は後回しにして今は放っておくことにしましょう。

 

マガポケでは以前の作品の「さよなら私のサッカー」から続けて公開されています。

 

「さよなら私のサッカー」さわり

恩田希(ノンちゃん)が中学時代、男子サッカー部で男子に混ざって練習をしていましたが、偶然街で出会ったかつての「弟子」である「ナメック」に会ったところから動き始めます。

 

子供の頃は「オヤブン」と呼んで後ろをついて回っていた「ナメック」が、サッカーの名門中学のサッカー部のキャプテンとして現れ、「オヤブン」ではなく「恩田」と呼び、「もう女子には負けない」と言い放ちます。

 

その一言で火がついたノンちゃんは、あの手この手で新人戦に出るべく監督にいろいろ仕掛けます。

練習試合ならともかく、公式戦には女子は出られないのですが、諦めきれず・・・

 

ナメックの言う通りフィジカルではまったく男子に敵わないノンちゃん。

でもナメックに見下ろされたのが悔しくて意地で張り合います。でもそもそもそれはノンちゃんのプレースタイルではないということに気付かされ、磨き続けたテクニックを発揮しだします。

 

試合後に監督にかけられた言葉で女子サッカーに進むことを決意します。

 

この前提があって本作「さよなら私のクラマー」に入ると、端々の場面で何か起きる、起こしてくれる期待感でワクワク倍増です。

 

さよなら私のクラマー

中学3年の「周防すみれ」は最後の夏の試合で、3年間ずっと抑え続けられた全国レベルの「曽志崎緑」のチームに破れてしまいます。

曽志崎は周防才能に惚れ、周防と同じ高校に進むことを決意します。

二人で進学先候補の名門浦和邦成の試合を見に行きますが、周防はそこで敗れた蕨西南のキャプテンにシンパシーを感じて・・・

結果、曽志崎は浦和邦成に在籍している桐島千花(チカ先輩)の誘いを蹴る形で弱小蕨西南に進学します。

蕨西南の女子サッカー部はまったくやる気を見せない監督に反発し、チームは壊滅状態。そこに周防と曽志崎、そしてそこには恩田希が。

この年から蕨西南には元日本代表の能見奈緒子がコーチとしてやってきます。

 

能見コーチの指導と、天才3人組の頑張りはやる気のない監督を動かしていくのか?

名門校の誘いを蹴って、名門校を倒すことでさらに自分が成長する道を選んだ曽志崎は?

ファンタジスタ恩田は女子サッカーの中では通用するのか?

 

 

女子サッカーを描いたからなのか、絵的に他の男子サッカーのマンガよりはスピード感と迫力は少ない感じはしますが、それでも選手達の動き、頑張りが伝わってきます。また丁寧な分、テクニックの見事さも伝わってきて、個人的にはノンちゃんの活躍から目が離せません。

劇中ではキャラ設定から、中学のようなすごい人の扱いではないようですが(笑)

 

最近のサッカーマンガでは、DAYSやアオアシジャイアントキリングなど、戦術を魅せてくれるマンガが、もちろんすごい人達も出てくるのですが、それだけでないサッカーを知って楽しめるというマンガがあって楽しいのですが、「さよなら私のクラマー」も、圧倒的に力の差がある名門校にシステムで挑んでいく、そこに天才3人組と、周りの選手も指導者に見いだされ。サッカーの楽しさを十分感じられる、そういうマンガです。

 

 

アニメ

マンガがアニメ化される時にイメージが変わってしまうということはあることです。

原作の魅力をもっと引き出してくれる場合もあれば、ちょっとがっかりするということもあります。

 

本作は予告映像を見て、期待通りという印象です。

最近のアニメはCG技術のおかげで絵がくっきりしすぎてイメージと違うということがあります。本作も絵のタッチはすごくスッキリしているのですが、表情や透明感が作品イメージにあっていて、4月の公開が今から楽しみです。

 

 

最後に

はじめにネットの批判のことに触れました。

本作の連載は終わっていて、終わり方が打ち切りという批判です。

雑誌編集と作者は予定通りと言っているという記事がありましたが、それに対しても何かの裏とか確執があるのではないかと勘ぐっている批判が多いです。

気持ちよく決着して終わって欲しい、という気持ちはわかりますし、選手達が頑張ってきたのだからその成果まで見届けたいという気持ちはもちろんありますが、扉を開けてその先の光に包まれて・・・期待と予感を想像させて終わるという手法もあります。

 

この最後の一節がまさにそうだと思いますが、全部描くことで蛇足がついてしまうということもありますので、彼女達の未来を信じて余韻を楽しんで終わりたいと思います。

 

 

本音を隠すようになった時

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

いわゆる大人になってできるようになったことは結構ありますね。

・お酒を飲めるようになった。

・クルマやバイクの運転ができるようになった。

・夜遊び、夜ふかししても怒られなくなった。

・好き嫌いを怒られなくなった。

・お金をたくさん貰えるようになった。

・高いところに手が届くようになった(というほど背は高くないですけど・・・)。

子供の頃はこういうのが全部大人の特権みたいに思えて憧れていました。

 

でも実際大人になったと実感したのは、当たり前のように本音と建前を使い分けた時ですね。

 

子供の頃は、子供が嘘をつくと怒るくせに大人は平気で家の中と外で言ってることが違っているのを聞いて「こんな人達信じられない!」くらいに思っていましたが、いざ社会に出てみると言いたくないこととか隠さないといけないことの何と多いことか。

 

特に会社対会社だと駆け引きの連続で、商談が不利にならないようにとか、足元を見られないようにとか、何食わぬ顔をして平気で本当でないことを、それも立て板に水のように次々と発していたんです。

仕事中はそれこそいろいろ背負うものがあってのことなので一生懸命建前を語って、会社に帰れば建前が嘘にならないように頑張る日々。

 

ある時そのことに気がついて、子供の頃大人達が頓珍漢なこと言ってたのを思い出し、「大人ってこうなんだ」と理解しました。

 

憧れが自己嫌悪に変わった瞬間ですね。

その反動でしょうか、今でも子供のような悪戯とマンガが大好きなのは内緒です。

 

 

 

緊急事態宣言 再び と 政治家のお気楽度

ようやくというか、今さらというか、2回目の非常事態宣言が発出されました。

東京、神奈川、千葉、埼玉の知事に要請されて、それから重い腰を上げてようやくです。

とは言うものの、夏の非常事態宣言は様々な業種に自粛要請がされましたが、今回は飲食店中心。イベント系は開催自粛ではなく客数制限程度ということですね。

 

確かに夏は「何もするな」くらいの勢いで世間が自粛していたので息が詰まる思いでしたし、自分の仕事も回らなくなって苦しかったので経済は心配でしたが、今の感染者数はその時とは比べ物にならないくらい多いんですよね。

 

あの時の「東京アラート」も「GoToキャンペーン」も収束なのか一時的なのかわからない状態で始めてしまったという感覚があります。

それに対しても思うところはいろいろありますが、今回はさらに信じられない言動についてです。

 

緊急事態宣言を受けて

「会食は8時までとし、大人数の会食は避け4人以下にしましょう」

という与野党合意・・・ ・・・ はぁ?

てか何でも反対する筈の野党もこんなことには合意するんだ。

ダブルでショック・・・

 

片山 前鳥取県知事

「飯食う話ばかりぱっぱと決めて、やることやってない」

 

日本医師会 中川会長

「3人だから感染しないと考えているならそれは大間違い。会食自体を自粛して範を示していただいたらどうか」

パチパチパチパチ   よく言ってくださいました!!

 

議員さん

「規制をしてしまうと自分達の首がしまるので、規制ということではなく個人の良識に任せるということにしましょう」

 舌の根も乾かないうちに与野党合意を反故に。

・・・有識者の意見を取り入れるんじゃないんだ。無かったことにする?

 自分が怖い思いをしたくないので、政治家の方々が好きに会食をしたからと言って真似して飲み歩いたりするつもりはありませんが、この子供みたいな対応はどうなのかと思いますよね。

 

他に考えることあるだろうに。