本音を隠すようになった時
今週のお題「大人になったなと感じるとき」
いわゆる大人になってできるようになったことは結構ありますね。
・お酒を飲めるようになった。
・クルマやバイクの運転ができるようになった。
・夜遊び、夜ふかししても怒られなくなった。
・好き嫌いを怒られなくなった。
・お金をたくさん貰えるようになった。
・高いところに手が届くようになった(というほど背は高くないですけど・・・)。
子供の頃はこういうのが全部大人の特権みたいに思えて憧れていました。
でも実際大人になったと実感したのは、当たり前のように本音と建前を使い分けた時ですね。
子供の頃は、子供が嘘をつくと怒るくせに大人は平気で家の中と外で言ってることが違っているのを聞いて「こんな人達信じられない!」くらいに思っていましたが、いざ社会に出てみると言いたくないこととか隠さないといけないことの何と多いことか。
特に会社対会社だと駆け引きの連続で、商談が不利にならないようにとか、足元を見られないようにとか、何食わぬ顔をして平気で本当でないことを、それも立て板に水のように次々と発していたんです。
仕事中はそれこそいろいろ背負うものがあってのことなので一生懸命建前を語って、会社に帰れば建前が嘘にならないように頑張る日々。
ある時そのことに気がついて、子供の頃大人達が頓珍漢なこと言ってたのを思い出し、「大人ってこうなんだ」と理解しました。
憧れが自己嫌悪に変わった瞬間ですね。
その反動でしょうか、今でも子供のような悪戯とマンガが大好きなのは内緒です。